内外教育編集部は3月12日、内外教育ウェブ版の正式リリース(4月16日)に向けたキックオフ企画として、ウェブ版のオリジナルコンテンツ「内外教育ナレッジ」で活動予定の識者による座談会「2025年度教育界の論点」を東京・銀座の時事通信ホールで開いた。内外教育ナレッジは、旬の教育ニュースや特集、ルポなどに対して、登録コメンテーター(ナレッジメンバー、当初17人)が解説や意見などを投稿する仕組みで、それぞれの記事へのより深い理解や、隠れた論点への気付きを読者に促すのが狙い。
今回出席したメンバーは、茨城県つくば市立みどりの学園義務教育学校教頭中村めぐみ氏、東京学芸大学名誉教授葉養正明氏、國學院大學教授寺本貴啓氏、フリーライターの長尾康子氏の4人。▽学習指導要領の改訂諮問▽教員の働き方改革▽1人1台端末を活用するGIGAスクールその後の展開▽教育メディアの役割──をテーマに、それぞれが主張したいポイントをキーワード(ゴシックで表記)で示して見解を披露した上で議論した。指導要領の記述の柔軟化や、校務DX(デジタルトランスフォーメーション)を推す声が上がった。司会は吉田忠展ウェブ版編集長が務めた。

柔軟な指導要領、校務DXを
─ウェブコメンテーターが語る「教育界の論点」─◇内外教育ウェブ キックオフ企画
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