2024年度 国立教育政策研究所「全国学力・学習状況調査の測定特性を踏まえたCBT調査問題開発の在り方に係る調査研究事業」について、本日採択されました。
受託者:國學院大學
事業責任者:寺本貴啓
【本事業の目的と実施内容について】
本調査研究では、質の高いCBT 調査問題の作成及び作成したCBT 調査問題を活用して実証研究を行うことにより、(A)CBT 調査問題を用いて測ることができる各教科の資質・能力の明確化、(B)CBT 調査問題のログ等も含めた解答データの測定及び分析を見据えた形式や内容、表現方法等の2つについて、多角的に検証することを目的とする。
それに伴って全国学力・学習状況調査を実施している7つの教科に対して各教科の特性を生かして、①全国学力・学習状況調査のCBT化に向けた試行・検証を踏まえ、従来の紙では十分に測れない能力を測る問題等、CBTの特性を生かした「CBTならでは問題」や通常の問題を含め、現実的かつ使用可能な問題を開発し、測りたい能力とどう対応するのかを明確すること、②実証研究を通してCBT 調査問題の解答データの測定及び分析を見据えた調査問題の形式や内容、表現方法等について考察を行い、明らかになった成果と課題について分析し、さらに解答データの測定及び分析を踏まえたCBT調査設計・計画の在り方や方針を検討すること、③②で検討した一部の問題について「文部科学省CBTシステム(以降「MEXCBT」)」に実装し、実証研究を通してCBT 調査問題の解答データの測定及び分析を見据えた調査問題の形式や内容、表現方法等について考察を行い、明らかになった成果と課題について分析し、さらに解答データの測定及び分析を踏まえたCBT 調査設計・計画の在り方や方針を検討すること、を実施内容とする。