寺本ゼミに入りたい方

ゼミの1年間の紹介(3分42秒)

1,教 員 名

  寺 本 貴 啓

2,演習テーマ

 主に以下のテーマで卒論を作成しています。

  • 小学校理科における指導法の研究
  • 教育評価に関する研究
  • 教員養成に関する研究

3,研 究 領 域  

 理科教育学,教育評価,教員養成,教育方法学(教育心理学のアプローチ)

4, 授 業 概 要

<ゼミの基本方針: 理科もできる小学校の先生を目指すために>

3年次の演習は,4年次の卒業論文に繋がるものです。科学教育方法学のゼミでは,卒業論文を単に「卒業単に必要だから書けばいい」というのではなく,卒業論文の執筆を通して,研究内容を深めることはもちろんのこと,①論理的な考え方,②資料のまとめ方,③論文のクリティカルな読み方,についての基礎的な技能を身に付けることを重視しています。つまり,単に「書くこと」を目的にするのではなく,「書く過程で情報を整理・分類する技能を身に付け,客観的な文章が書けるようになること」を目的にしているのです。そのため,楽に卒業論文ができるとは思わないでください(毎週,課題があります)。しかしその分,学校や社会に出ても恥ずかしくない文章の見方や,論文の一般的な書き方などを,基礎からしっかり指導します。

<テーマ①:小学校理科における指導法の研究>  

小学校の理科教育に関する研究と言っても,内容は多岐にわたります。そのため,先行研究から,自分が興味をもつ研究内容を探していきます。例えば,ある単元で,子どもが間違いやすい部分があったとき,間違えにくいようにするための方法を研究したり,理科を通して,どのような能力(表現力,論理的な思考力,推論する力など)が身につくか研究したりします。 ※指導法や教材の開発で卒業論文を終える場合もあれば,実際に学校に出向き,効果の検証まで行うこともあります(本人の力量次第)。

<テーマ②:教育評価に関する研究>

 教育評価は,教師としての経験(主観的な評価)で行われることが多く,十分に厳密な評価方法が確立されているわけではありません。近年では,これまでの「ペーパーテスト」の問題点が指摘されることが多く,あらたな評価法が求められています。 ※教育評価に関する研究は,基本的には教科や領域を選びませんが,ゼミの特性上,卒業論文として対象とする教科は,「理科」に限定します。

<テーマ③:教員養成に関する研究>

 よりよい教師になるためには,教員養成系学部における「大学生への指導法」を充実しなければなりません。そのために,どのような「内容」が重要で,どのような「指導方法」を活用し,どのような「能力」が身につくのか,といったことを研究します。 ※教員養成に関する研究は,現職教員ではなく,大学生を対象にすることになります。 5, 受講生への要望 ・演習の授業やゼミのイベントに自主的・積極的に参加する意欲的な学生を求めます。 ・ゼミ生同士(同学年・異学年間)で積極的に交流できる学生を求めます(一緒に活動します)。 ・受講希望者は,事前にゼミ説明会または個別相談を受け具体的な活動を確認することが望ましい。

6, 開 講 曜 時

  3年次演習は、後期火曜日5限を予定 (4年次のゼミは火曜日午後(3限)を予定)

7, 備    考

  • 理科が苦手でも,「小学校理科をがんばってみたい」という意志があれば大丈夫です。
  • 一般就職希望者、大学院進学希望者(分野によるので要相談)も歓迎します。
  • 小学生や小学校を実際に調査する研究が必ずできるわけではありません。
  • ゼミのイベントがあったり,学外の研究会・研修会に参加したりすることがあります。

卒業生が特集されました(2024年卒業・大学院進学)

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