寺本貴啓のブログ

小学校理科:「主体的に学習に取り組む態度」の評価は指導案のどこに書くの?

「○○ペイ」やっていますか?キャッシュレスの時代が本格的にやってきたように思いますが、支払の方法が多いと管理が難しくないですか?
ポイントカードもそうで、いろいろするのは分散するのでやめました。私の場合はあまり得しなくても結局Suicaとかクレジットカード払いになってしまっているかも。 さて、今回も質問が来ているようです。

寺本 先生
寺本 先生

「寺本先生がお答えします!」のコーナーでは、実際に受けた質問をもとにお答えしています。ご質問は、ページ下の「質問受付フォーム」にて常時承っています。

りか子 先生
りか子 先生

「主体的に学習に取り組む態度」の評価は指導案のどこに書くのですか?

新しい指導要領の指導案、導入場面に「主体的」の評価を入れていませんか?それは間違っていますよ!これまでの考え方を変えましょう。

寺本 先生
寺本 先生

「主体的」の評価 は指導案の最初ではない。

これまでの「関心・意欲・態度」では、導入時に自然の事象に対して興味をもって、積極的に事象にかかわる「姿が見られたらよい」とされていました。そのため、指導案でいうと、授業の導入のところで「関心・意欲・態度」の評価観点を置いたものです。

しかし、ブログの『「意欲的」と「主体的」何が違うの?』でも述べたように、これまでの「関心・意欲・態度」と、これからの「学習に取り組む態度」は意味が異なるので、授業の導入のところで「主体的に学習に取り組む態度」の評価観点を置くことはできません。

「主体的に学習に取り組む態度」を評価するならば、問題解決の最後に振り返って評価することが一般的。せいぜい、問題解決において、自らこれから実験するに当たって結果の見通しをし始めたあたりから「主体的に活動している」といえると考えられます。

以上のことから、指導案上で「主体的に学習に取り組む態度」の評価は授業の最後(考察をし終えたあたりなど、問題解決の最後)でやればいいのではないでしょうか。

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