寺本貴啓のブログ

小学校理科で「考察」をどのように書けばよいですか?

人生初のぎっくり腰になりました。ここ数日左側の腰がおかしいなと思っていた矢先、ちょっと体をひねっただけで動けなくなってしまいました。初日のトイレは本当に「どうしよう」と本気で心配しました。数日たち少し良くなったので、ご安心を。 さて今回も質問が来ているようです。

寺本 先生
寺本 先生

寺本先生がお答えします!」のコーナーでは、実際に受けた質問をもとにお答えしています。ご質問は、ページ下の「質問受付フォーム」にて常時承っています。

りか子 先生
りか子 先生

小学校理科で「考察」をどのように書けばよいですか?

「考察」に必要な要素は、①「問題」や「予想」に正対してること、②「事実」と「解釈」の両方が含まれて記述されていること。

①「問題」や「予想」に正対してること:考察は問題解決を行った最終段階での”まとめ”になります。そのため、考察を記述する際は、問題に正対していること、自分自身の予想と正対していることが大切になります。問題を設定した時点と、考察をする時点で全く違ったことを書いていたら、「問題解決が一貫していない」ことを意味します。つまり、問題解決は一貫して解決をするわけですから、考察は問題と正対する必要があるわけです。

②「事実」と「解釈」の両方が含まれて記述されていること:下の図を見ていただくと、どのように書くことが事実と解釈を書くことなのかおわかりいただけるのではないかと思います。「これまでノートに書く際には、解釈だけ書いていた」という方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、解釈だけでは、「考察を読んだだけでは意味がわからない」「実験があっての考察なので、実験方法や結果と考察は一体である必要がある」ということです。下の見本では、方法と結果で「事実」であり、その事実から考えられることを「解釈」としています。

さらに詳しく知りたい場合は”YouTubeチャンネル”で

https://www.youtube.com/watch?v=4q31Yr1VlqU&t=548s
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