寺本貴啓のブログ

理振予算で購入するプログラミング教材は、どのように選べばいいですか?

久々の投稿です。コロナ禍でこれまでの生活と全く異なる生活になってしまいましたが、年間の業務は通常通り進んでいく。人と会わないまま仕事が進むが、人と会わないと反応がわからない、皆さんの悩みがわからないところもあります。 さて今回も質問が来ているようです。

寺本 先生
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寺本先生がお答えします!」のコーナーでは、実際に受けた質問をもとにお答えしています。ご質問は、ページ下の「質問受付フォーム」にて常時承っています。

りか子 先生
りか子 先生

理振予算で購入するプログラミング教材は、どのように選べばいいですか?

理振予算は、「やってみよう扱い」のプログラミング教材の購入を優先するのではなく、新単元や不足している教材を購入することが最優先

この予算は、プログラミング教材の紐付けではなく、理科教材全体の予算であるため、まずは「やってみよう扱い」のプログラミング教材の購入を優先するのではなく、新単元や不足している教材を購入することが最優先である。理振で購入するならば、理科の時間でも学習ができるプログラミングの教材を選択する必要がある。

理科の時間なのに理科の学習に関係ないプログラミングだけの学習にならないように(理科の時間でプログラミングの体験を通して理科の学習ができることを確認されている)理科教材会社のカタログで購入できるものを選択するとよい。

学校でいつ、どこまで使うのかや、使用者のレベルなどによって、購入するものを検討する必要がある

その際、学校でどのように使用する(活用場面・難易度・時間をかけるかなど)や、(小学校6年間のどこかで少しでもやればよい。理科の教科書では「やってみよう扱い」のため、理科の時間で必ずやらないといけない訳ではないが)理科の時間でやるならば各教科書会社の扱いによって選択するものが変わる。

そもそも、汎用的に理科以外の学習場面でやれるようにするのか、理科のみでやるのかによって変わってくるし、学校としてどの程度扱うのかによる。

なお、短期的に一部の先生ができればよいのではなく、継続性を考え、誰でも先生が対応できるものに絞っている(そのとき、安くて教材が使えたとしても、その後に先生が扱えなければ無駄になるため)。

ちなみに、班の作り方が面倒ではあるが、1班3名がベストだと思っている(2名だと班によってわからない子が重なるときがある、4名だと時間的に触れない子が出る)。

(1)前提として、プログラミングのみの紐付けか、理科教材全体か確認が必要です。新学習指導要領になり、新単元など本来の学習で必要な購入しないとまずいもの、これまでの学習で足りていないものがないか先に確認する必要があります。

(2)小学校の新単元として、3年の音の学習、4年の雨水の行方の学習があります。例えば、音の実験でトライアングルは音楽室から借りられるのか(理科室におくのか)、数があるのかとか、雨水の行方の便利な実験器具を買うのか、などです。

(3)プログラミングの使用予算が決まったら、MESHベースなのかscratchベースなのか,レゴベースなのか決めてください。また、理科でやるのかやらないのか決めてくださいそれによって購入するものが変わります。

例 MESH ならば  MESH本体 + MESH関連の理科教材

  scratchならば   scratch関連の理科教材   *scratch本体は不要

  レゴならば    レゴ本体       *レゴ関連の理科教材は不要

(4)ベースが決まったら、それぞれに関連する理科教材を買う必要がある。各ベースで複数の教材会社によって理科教材が違うため、ベースが決まらないと、教材が決まらない。なお、教材会社によって理科教材のメリットでメリットがあるため、そこも検討する必要がある。 

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